気持ちが落ち込み気味に過ごしていましたが、ずっと気になっていた映画を観てきました。
【 PERFECT DAYS 】
東京•渋谷の公共トイレの清掃員として働くヒラヤマの日常。毎日は単調なようで同じ日というものはなく少しずつ違う。毎日が新しい。そんな淡々とした日々を過ごす彼のもとにある人物が訪れる…。
と、言っても大きな出来事は無いし、説明もない。あれ？あの人なんだった？とかいう連続でもあるんだけど、ヒラヤマさんがあの人たちとはどうなったのか、どうにもならないままなのか、映画のあとの余韻になっている気がする。
監督はヴィム•ヴェンダースというドイツの方らしい。
ヒラヤマの愛する「木漏れ日」に該当する英語は無いらしく、日本人独特の言語センスなんですね。確か「懐かしい」という英単語も無かったような…。日本のセンチメンタル寄りな感性が改めてすてき。
途中、理想が過ぎる感じはあったけど（アヤちゃんの登場とか、東京が美しすぎたりとか）すごく心に残った映画でした。
役所広司さんの笑顔があったかくて、素直で、あんなふうないい顔で年を重ねていけたらなあと思う。
まだ色々と感情がまとまっていないけど、ヒラヤマさんプレイリスト作ったし、しばらく浸りそうです。
